Mさんより109点のご報告をいただきました。
Andy先生、ご無沙汰しております。
勉強会での情報・教材提供、また途中の質問にも応じてくださりありがとうございます。
この度は米国での臨床研修に行けることに決まりました。TOEFLの点数は109(R/L/S/W=30/28/23/28)です。109を3回連続でとった最新のものです。
以下学習内容です。
①Reading
TOEFLは何回も受けましたがRに関しては大体30点、たまに29点でしたので、「問題の分析」に重点をおきミスを回避するように努めました。教材はTOEFL MAPのadvancedとTPOをやりました。問題を解くときは問題文から答えを導き選択肢から探すとともに消去法を併用することでミスを削ることに終始しました。
TPOを解いていてよく思うのは、「文章中のAとBを比較する選択肢」が思ったよりよく出ています。例えばリアリズムとナチュラリズムが文章中に出てきて、それぞれ説明されます。そのあたりの問題に「リアリズムは・・・という点でナチュラリズムより優れている(superiorなど)」という選択肢が出てくることがあります。このような場合、実際には本文中で比較されていないことが多く「両方とも出てくるけど比べてないから×」と自信をもって選べます。TOEFLの質問にはある程度傾向があり、TPOを通してそれらに慣れること、そして上記の「 答えを探しに行く+消去法の併用」で完璧に自信を持って解答できると思いました。(1問にかかる時間は長くなる傾向があるのでそこは注意)
②Listening
29点が連続していたので今回は28と残念な結果でした。私はメモを取る派です。問題がレクチャーのどの辺りの内容を聞いているのかを思い出すいい材料だからです。こちらも聞き取り自体は問題なかったので設問分析に多くをあてました。問題文だけで答えを思い浮かべ、メモで裏を取る。その後他の選択肢も必ず目を通して答えを確定する、というプロセスを徹底しました。誤答は「本文に出てくる内容を捻じ曲げたもの」と「本文に全く触れられていないもの」に大きく分けられ、特に後者は「そんなこと言ってたか!?」となると 思います。聞き取りが問題なくなると本文に出てきていない、ウソから作られた誤答は削れます。教材はDavid ChoとTPOを使いました。
③Speaking
教材はHackers Actual Testの2版を主に使い中国本を併用しました。シャドーイングが有効でした。
integratedもindependentもgoodを何回か出したことがあり24や26以上も狙えると思いますが、このメールの時点では残念ながら取れていません。そこで感じたことは、特にintegrated(Q3-6)は「とりあえず言い終わらないと2点にされる」ということです。多少内容に不足があっても何とか最後まで言い切って締めた方がいいと思いました。逆にいうと私の場合「integratedでgoodをもらえた回はどれかで失敗してgood/fair/fair(Q4か6が2点)の23点」という事が何回かありました。3点⇒4点はかなり大変ですが2点⇒3点はそれほどでもないので22, 23というスコアは狙う価値があると思いました。
④Writing
中国本を主に利用しウェブトフルでindependentの添削を受けました。語数はintegratedは250語くらい、independentは400超えればOKというスタンスでした。とにかく「主題にbodyの内容が関連しているか」が全てだと思います。
中々自己採点をしても難しいと判断し、ウェブトフルで採点してもらいました。ある程度のレベルで意見をサポートできていればgrammatical errorが結構あっても4strong(4点だが人によっては5点かも?)や5weak(5点だが人によっては4点かも?)もらえました。「文法ミスが何個あると減点」というより「採点者がスラスラ読んで理解できるか」という方が大切みたいです。少ないに越したことはないと思いますが、現在fairでgoodを目指されている方はまずは些末な文法よりも全体的な論理の流れ・構成に配慮する方がよいかもしれません。
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RLがほぼ満点、Wも28点で素晴らしい点数が出ています。学生の頃から継続的に英語を勉強された効果が表れています。各科目の勉強方法について非常に示唆に富むコメントをいただいています。Wについての「主題にbodyの内容が関連しているかがすべてだと思います」「些末な文法よりも全体的な論理の流れ・構成に配慮する方がよい」「採点者がスラスラ読んで理解できるか」は、私もすべての受験者にお伝えしたいポイントです。本当にご苦労様でした。今後の御活躍をお祈りしております。