Nさんから111点のご報告がありました。
1月の勉強会時点での最高点102点(29 27 20 26)から今回の111点を獲得されました。
Sで確実に23点を取れるようになったこと、Wで集中的に作文に取り組まれ満点の30点を取られたことが勝因となりました。Wの30点は本当に立派です。私の生徒さんで30点取られた方はいままでお一人しかいなかったので、満点狙いは現実的でないと考えていましたが、Nさんの今回の快挙で、やればできることが分かりましたので、今後の生徒さんの指導に生かしていきたいと思います。本当におめでとうございます。最後は、Nさんの努力と熱意が111点になったと思います。今後のNさんの御活躍を心から祈っております。
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Andy先生
お世話になっております。Nです。
さきほど、6月末に受験したTOEFLのスコアが返ってきまして、
R, L, S, W = 30, 28, 23, 30 = 111
の目標スコアが出ました!
最後にWで30点が出せたのも、先生に添削をご指導いただいた成果が現れたのだと思います。
今年1月に勉強会に伺った際は、自分なりに勉強法を工夫し、教材を試行錯誤し、
独学で勉強を1年近く続けた結果、100点はかろうじて越えていましたが伸び悩みを感じていました。
先生が提供して下さる教材のあまりの質に、もっと早く先生の所に伺えばよかったと後悔したものです。
純ドメで海外経験なし、外資系ではあるものの仕事では英語をあまり使う機会が無い私には
本当に苦労させられた試験でした。
2014年3月の最初の受験で81点から、30点上げるのに1年4ヶ月も掛かってしまいました。
私費留学でGMATのスコアは出ていたのですが、
TOEFLのスコアに自信が持てずに出願を一年延ばすことになりました。
TOEFLが終わったので、他の準備を進めて先生に合格の報告が出来るよう引き続き頑張ってまいります。
本当にありがとうございました。
他の多くの方も書かれているので、
これからTOEFLの勉強をされる方に向けて、「自分だったらどうするか」というのを老婆心ながら
書かせて頂ければと思います。
(前提)スタート地点と経過。:
TOEFLは時間が掛かります、というのがお伝えしたいことです。
TOEFLの勉強を始める4年前は、TOEICでは920点でした。
4年前から英語には継続的に触れていたものの、TOEFLを本格的に始めた時は85点(2014年2月)からのスタートでした。
2014年7月に90点、そこから勉強時間を記録していますが、
初めて100点を越えた11月末までに総学習時間は R,L,S,W = 5, 75, 69, 19 = 168時間でした。
それ以降、2015年1月にAndy先生の勉強会に参加させて頂き、
2014年11月から2015年6月までの学習時間は R,L,S,W = 11, 133, 120, 61 = 325時間でした。
最初の7~11月までの間にはGMAT対策に並行して取り組んでいたため、TOEFLは少なめだったのと、
上記時間は「机に向かって勉強した時間」のみの合計で、
電車の中で単語を覚えたりリスニングをしたりの時間は含んでいません。
(Rの時間が少ないのは、GMATに取り組むことでReadingの力も伸びたからだと思います。)
勉強に対する考え方:
私費での受験ということもあるのと、個人的なスタンスとして塾には行きませんでした。
結局、試験対策の勉強というのは「一人で、質の高い問題をどれだけたくさん解くか」というのが
一番効いてくるのですが、
MBAホルダーの友人から進められた著名なTOEFL対策塾に行ってみたところ、
質の面はともかく、問題演習の量が不足しているために、費用の割に効果が薄いように感じました。
私が要領が良くなかったのもありますが、
2014年の時点でAndy先生の勉強会に来ていれば目標スコアまでに必要な時間は上記の半分に出来たと思います。
R: とにかく単語。
テクニック先行で勉強しがちだったのですが、とにかく単語を覚えたらスコアにつながりました。
単語を覚えないうちは何をやっても効果が薄いように思います。
3800の単語集でも良いですし、私は"i-know" という携帯の有料アプリも使いました。
(TOEFLのリスニング用単語、リーディング用単語、GMAT用単語、といったコースが複数あります。)
文字情報だけではなくて、音声と用例の文章のセットで記憶できるようになっているので、
Lでも役立ちますし、フレーズごと覚えて英作文で流用するとWでも得点が上がりました。
L: 毎回問題を解く。
TPO、David Cho, 中国本をひたすらやりました。
メモは会話の時は取らず、レクチャーは取る、という方針で対応しました。
音源を聴くだけでなくて、「問題を解く」ということを毎回必ず取り組むようにしたらスコアが上がりました。
問題を意識的に解くポイントは2点で、
1: 問われる箇所に敏感になる
例えば、
「AにはXとYという2つの要素(パターン、種類・・・etc)がある」というような趣旨の発言や
「具体例が何を説明するための例か」は大抵問題で問われる、
といった予測される出題箇所のパターンを類型化することで、メモの効率が高まります
2: 自分のミスするパターンを理解する
聞き取れない場合はどうしようも無いのですが、
例えば私の場合、きちんと聞き取れていても間違える時は、
大抵4つの選択肢を全部確認して比較せずに、即断した場合が多かったです。
問題を解く中での自分の頭の働き方や、回答に至るプロセスを分析して対策を立てることが重要です。
S: フレーズを丸暗記する。発音に早めに取り組む。
テクニック、テンプレートなどはAndy先生が教えてくださるものを使えば大丈夫です。
問題演習の際は、模範解答の表現をパクることに注力すると良いと思います。
例えば、「●●すると成績が下がるリスクがある」とか、「実験では被験者は●●させられた」など、
よく使われそうな表現は、そのまま覚えておくとQ3,4,5,6は格段に対処しやすくなります。
他の観点としては、発音が重要です。
私は発音が特に良くなかったので、2015年の1月から発音矯正の学校に行きました。
それまでにも、Sは自己流でテンプレートを作って、Q1, Q2用にネタを用意する、
などはしていたのですが、1年以上掛けてもSの点数が20点までしか行きませんでした。
週に1回の頻度で通いだして3か月でSで23~24が出るようになりました。
「英語 発音矯正 スクール」などで検索すれば都内では色々出てきます。
発音改善のアプローチはスクールごとに異なり、
大まかには、「口と舌の位置を調整する」か「発音に必要な筋肉を鍛える」の2種に大別されるのですが、
後者を選びました。
ネイティブ並になるには相当の時間が掛かるのですが、
中国や韓国など、アジア圏の受験者がSで23点を超えるスコアを出していることを踏まえれば
TOEFLで受容されるレベルの発音はネイティブ並でなくても良いわけです。
Lも楽になるのと、結局は面接や、留学してからの生活でも発音は必要になるので
これは早めに投資しておけば良かったと後悔しました。
W: 練習は積極的に、本番はディフェンシブに
Integratedは実質的にリスニングの試験ですし、
難しい単語が入っているAndy先生のテンプレートをマスターすればOKです。
実際、私は目をつぶってでもテンプレートが書けます(笑)
Usherで練習していましたが、今思えば、中国本のIntegratedの過去問教材を使った方が
実際に問題が出たりするので演習効率は若干高いかなと思います。
経験上、リスニングした内容はパラフレーズしなくても、そのまま書いても高得点になります。
また、リスニングの細かな内容に自信が持てない時は、書かない方が安全です。
「ロジックポイントが抜けている」よりも「間違っている」方が大きく減点されるように思います。
IndependentはAndy先生に添削をお願いして10回取り組みました。
本番では、絶対間違えない自信がある単語・表現だけ使ってディフェンシブに書くのですが、
添削では、チャレンジをして難しい表現を使ったり、他にどういう表現かあるか教えて頂いたり、
「何がOKで何がダメか」の線引きをしつつ、自信を持って書ける内容を広げるよう心がけました。
Andy先生がアドバイスされているように、
・短期間で集中して練習する
・「間違いリスト」を作ってミスをなくす
・5分残してミスをなくす (ミスの確認の仕方、も具体的に何をするか練習の中で準備する)
というのは本当に重要で、これに尽きると思います。
Wで30点が出た試験の前は、毎日1題はIndependentをやっていました。
こちらのサイトにS,Wの予想問題が5問ほど掲載されるので、
試験前はそれを見て徹底的に練習しました。(実際、Independentのお題が的中したことがあります。)
http://toefl.xdf.cn/list_1294_1.html