Andy 先生
ご無沙汰しております。8/24の勉強会に参加させていただいたIです。
さて、早速の報告なのですが、9/14に受験したTOEFLにて111点(R30 L30 S24 W27)を獲得しました!
このHPを知り、勉強会に参加する前の最高点は99点(各スコア最高はR28 L27 S23 W25)でしたので、スコアを伸ばすことができたのはひとえに先生のおかげです。先生からの天啓に大変感謝しております。
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この感謝は、先生のブログをより閲覧価値の高いものにすることによりお返ししたいと思いますので(笑)、以下拙いながら私の方法論をお伝えします。
結論から申し上げると、【100点以上を獲得する方法は先生によって完全に確立】されており、あとはどれだけそれに従ったトレーニングをするか、ということに尽きると感じました。
本HPに立ち寄られた方は、大変幸運です。このチャンスの神様を逃さず捕まえられるか、日々の積み重ねが試されていると思います。
それぞれのセクションで必要と感じた能力に分解し、それぞれを伸ばす対策を紹介します。
R=単語力/速読力
(教材:TPOソフト/TOEFL3400/Word power made easy)
・単語力 90点超えを目指すのであれば、一般的な単語集の100点レベルの単語まで覚えてください。私は「必ず覚えられるTOEFL3400」を使いました。3800の方が有名ですが、ダジャレが乗っていたりして面白かったのでこちらにしました。
100点を超えたいのであれば、TOEFLでしか出会わないような単語も覚えてほしいと思います。vascular plants (維管束植物)、marsupials(有袋類)、rodents (齧歯類)、pinnipeds (鰭脚類)といった、もはや留学先で使う気がしない単語だろうが、何だろうが、TOEFLの問題演習の過程で出てきた単語は覚えてください(後半2つにいたってはもはや日本語を見ても当初意味がわかりませんでした。なぜ公共政策を勉強したいと思っているのに、こんな単語を覚えなければいけないのだろう、と思いましたが、悔しさのあまり逆に覚えました。)。
なお、単語力の向上には、語根学習が極めて有用です。上述の単語でも、dent(歯)、ped(足)といった語根が埋め込まれているので、知らなくても推測力によりカバーできます。また、新出の単語をより深掘りして意味をつかめるようになるので、忘れづらくなります(日本語の「イラストで覚える~」シリーズがありますが、できれば英語で書かれた「Word power made easy」を推します。TOEFL対策的に意味のあるところとないところがあるので、つまみ食いで読んでください。)。
・速読力 量をこなすことにより伸ばします。この点でTPOソフトは大変役に立ちました。31セット×42問を解くのは日々タクシー帰りの私には非現実的であったため、本文を読んだ後、最後の要約問題だけ解き、あとは本文中の知らない単語を覚えることに注力しました。
息抜きに洋書を読んだりもしていましたが、これは語彙や内容面で全くTOEFL対策にはなりませんので、勉強時間には換算しないでください。とにかくTOEFLに出るような文章を読んで、出てきた単語を覚えるのみです。
L=単語力/知識/集中力
(教材:Hackers / Youtube)
・単語力 Rと共通します。単語でつまづくと、その単語の文脈からの推測に力を割かねばならず、一定時間注意力が激しく削がれてしまいます。Rのボキャビルの段階で音声とともに覚えてください。
・知識 当然のことながら、Lectureの中身を知っていれば部分的に聴き漏れても回答できます。9/14では地学分野のトピックが出ましたが、同じ内容をYoutubeのMinuteEarthというプログラムで見たことがあったので、内容を予測しながら聴くことができました(TOEFLは最後は運です。)。その他、YoutubeはMinutePhysics/TedEd/National Geographic/History channelといった英語の良質教育ビデオが多数アップロードされているので、是非御覧ください(ただ、スクリプトがないと単語力の向上にはつながらないので、あくまでHackersの補助くらいの位置づけで使ってください。知らない単語は何度聞いても分かるようになることはありません。)。
また、ETSは問題作成に力を注いでいないのか、似たようなテーマの使い回しが多いです。9/14には初期の映画文化に関するトピックが出ましたが、これまたHackersに似た内容が載っていました(やはり、TOEFLは最後は運です。が、この運をつかむには、過去問による演習が最短ルートです。)。
・集中力 私個人の説では、「集中力」=「瞬間注意力」×「注意時間」ではないかと思っております。ある研究者によると、脳というのは15分作業に集中するのでも結構難しいそうです。いわんや「外国語」で、「興味のない話題」について、「一方的に話をされる」という環境はかなり過酷です。「注意時間」はレクチャーの長さであり、変えられませんので、いかに軽い注意で英語を聴けるようにするかが大事です。そこで、私は【速聴】を行いました。スマホの音楽アプリを使用し、通常時でも1.2~1.5倍速で聴いて、復習でスクリプトを見るときは1.7~2.0倍速で聴いていました。こうしておくと、本番では、高速道から降りた直後の一般道のような感覚になり、かなりの単語を聞き取ることができます。
なお、少しでも英語に耳を慣れさせたい、と英語の音声を流しながら入眠していましたが、あまりオススメしません。なぜなら、英語を聴くと睡眠に向いた脳波が出る仕様のパブロフ犬になってしまうからです笑
S=リスニング力/タイムマネジメント力/発音力/恥を捨てる力
(教材:中国本/録音機能付スマホ)
・リスニング力 これがなければQ3以降はどうにもなりません。
・タイムマネジメント力 これは、時間を計りながら、繰り返し練習します。スピーキングは、TOEFLの各セクションのうち、もっとも短い細切れ時間で練習できるセクションなので、スキマ時間を活用して練習します。
・発音力 自分の声を録音し、聴いてみて、自分がraterとして聞きやすいかどうかを確かめてください。もちろん、ネイティブ風の発音ができればそれに越したことはないですが、必要な筋肉を鍛えるなど時間がかかります。すぐに改善できるのは、明活に発音する、すこしゆっくりめに話す、といったことで、raterに負担のないスピーキングをすることに心がけました。
・恥を捨てる力 自分のつたない英語を録音し、聞く作業や、歩きながら英語をつぶやいたり、衆人環視の状況下でPCに向かって話す、といった行為は、きわめて他人に見られたくないものですが、それは振り切ってやり遂げてください。
スピーキングに関しては、中国本が至高の作品です。メモの取り方の解説、模範解答の解答スピード、本番に出そうなトピック、といったおすすめポイントがてんこ盛りなので、みなさんも入手してマスターしてほしいと思います。
W=リスニング力/テンプレ力/タイピング力/表現力
(教材:中国本/TOEFLゼミナールのライティング本)
・リスニング力 これがなければIntegratedは闘えません。
・テンプレ力 Integratedについては、上記教材からカッコイイテンプレートを学べば高得点に直結します。分詞構文や倒置、句の挿入といったテクはテンプレの中に盛り込んでおけば安定的に活用できます。
・タイピング力 Andy先生の教えのとおりなのですが、とにかく字数を稼いでください。Integrated270、Independent450で上記点数でした。書ける文字数は練習量に比例するので、とにかく書く機会を増やしてください(最低2日に1回はIndependentを書くようにしていました。)。
・表現力 上記教材はいずれも素晴らしい表現に満ち溢れているので、どんどんパクってください。
とある研究によれば、添削を受けることよりも、自分で練りに練って推敲する方が文章力がつくそうなので、添削は数よりも質だと思います。
以上、多少なりとも日本のTOEFL学習者のみなさまのお役に立てればと思い、お伝えいたしました。
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これから、他の留学準備にとりかかり、入学大学が決まりましたらまたAndy先生に報告させていただきます。 また、まだまだ英語は未熟ですから、今後とも精進していきたいと思います。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
重ね重ねありがとうございました。
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111点本当におめでとうございます。8月24日の勉強会に参加され短期間でこの高得点を取られています。I さんのこれまでの日々の努力と短期間での集中力が実を結んだと思います。100点を超えてからの+5点、+10点は本当に大変なので、I さんの努力に本当に頭が下がる思いです。激務の中、本当によく頑張られました。大変丁寧に学習方法についても説明いただき、これからTOEFLを目指す学習者の大きな励みとなると思います。I さんの今後の御活躍を祈念いたします。