Andy先生、お世話になっております。念願のStanford Law Schoolに合格いたしましたので、報告させていただきます。
昨年8月24日の勉強会に参加させていただいて以降、終わりなきTOEFL対策を続けて参りましたが、以下のとおり、最後まで高得点を得るには至りませんでした。
・4年前の初受験 50点 (その後3年間ブランク)
・勉強会受講前 82点
・最終のスコア 95点
(セクション別ベストは、R28、L24、S23、W25、計100)
結果が出ていない以上、TOEFLの勉強や解法に関しては有益な報告はできないと思います。そこで、「TOEFLが思うように伸びない」というシチュエーションにどう対処したか、私の体験を少しだけ書かせていただきます。
私はTOEFLへの強い不安から、最終的に13校も出願しました。中には80点台でも合格すると言われているロースクールも含まれていましたが、多くのスクールは、100点前後を公式のminimum requirementとして掲げています。
これに達していない状態が最後まで続いたため、できるだけTOEFLを受験し、直前までスコアを待ちつつ、不十分な点数のまま締め切りぎりぎりに出願する、というサイクルになりました。結局、ほとんどのスクールには、手持ちのスコアが93点しかない状態で出願しています。
このように苦しい状態で出願活動を繰り返すのは、なかなか精神的に堪える作業でした。しかし、出願しなければ合格するはずもなく、また、多くのスクールはスコアの追加提出を事実上受け付けてくれるので、とにかく希望を持ちながら作業を続けよう、と自分に言い聞かせていました。
ほとんどの出願作業を終えてしまってから、もう一度93点を取ったのですが、当初の93点と比べ、Rが2点、Sが4点伸びていました。そこで、留学のカウンセラーと相談し、このスコアを追加提出した上で、各スクールに対し、「セクション別のベストスコアを足せば99点だ」という旨を説明するメールを送付しました。(このような評価方式を"superscore"と呼ぶことがあるそうです。)
主要なスクールで、superscoreを公に採用しているところはありません。しかし、「複数のスコアがあればより説得的である」、「各セクションの進展も評価対象にする」、という旨を返信してくれるスクールもあるなど、概ね好意的に扱っていただけたようでした。その後も、新たに獲得した95点を更新スコアとして提出し、英語の勉強を続けていることをアピールしました。
このような「悪あがき」が有益に作用しうることは、ぜひ知っていただきたいと思いました。出願せずに諦めてしまったり、総合スコアだけを見て「伸びない・・・」と悩むのではなく、まずはやってみる、何でも(失礼のない範囲で)説明してみる、という姿勢が良い結果に結びつくこともあるはずです。
ところで、Stanford Lawは105点でも足りないと聞いておりましたので、すっかり記念受験のつもりで、他に「目標とする留学先」と「後悔のない留学先」を設定し、自分を納得させようと努めていました。これは一例に過ぎませんが、苦しい勉強・出願作業が続く場合、何かしら精神衛生を保つ工夫があったほうが、気力が続くように思います。
以上、TOEFLという観点からは必ずしも成功とはいえない私の出願エピソードですが、同じようにTOEFLに苦しむ方へのヒント、安心材料になれば幸いです。
なお、私個人のTOEFLについて言えば、95点という結果は不十分であったものの、これよりも低ければさすがにStanford Lawの「例外」扱いにすら漏れてしまうことは確実だったでしょう。Andy先生の勉強会に参加させていただき、その後も折に触れてアドバイスをいただいたことには、依然として非常に大きな意味があったと感じております。
留学を少しでも実のあるものにするため、渡米までの時間はさらに英語学習に充てて参ります。本当にありがとうございました。
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本当におめでとうございます。激務の中毎日の勉強本当にご苦労様でした。今までの多方面にわたる職務経験とMさんの前向きで真摯な姿勢が今回の合格に結びついたのではないでしょうか。今後のLLM志望者に大変参考になる情報をいただき感謝申し上げます。今後のMさんの御活躍をお祈り申しあげます。ありがとうございました。